下腹が出る人の特徴と、下腹の凹ませ方 下腹が出る人の特徴と、下腹の凹ませ方
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下腹が出る人の特徴とは?下腹を凹ませるためのエクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2017年05月18日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。お腹の中でも凹ませる(平らにする)ことが難しいと言われる下腹。下腹が出る人には特徴的な姿勢があります。下腹を凹ませるのにもコツがあります。今回は、下腹を凹ませる(平らにする)ための知識やエクササイズをお伝え致します。

下腹が出る人の特徴

下腹が出る原因は、一言で言えば「下腹の力が抜けている」ことです。多いパターンは、椅子に座っている時。浅く腰かけて背もたれに背中の上の方で寄りかかって、背中の真ん中が丸まった猫背です。これだと、骨盤が後に倒れてお腹の力が抜けてしまいます。

骨盤が後に倒れた姿勢は、立っている時にも見受けられます。スマホを見る時は頭を前に突き出し、バランスを取るために胸の辺りが後に湾曲し、お腹の力が抜けて下腹がポッコリ出て、骨盤を前に突き出したような姿勢です。

逆に、お腹の力が抜けることで腰が反り、下腹を突き出した姿勢になる人もいます。

下腹の力が抜けているイメージ
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内臓のすくい上げ

それでは、ゆるんで出っ張った下腹を凹ませる(平らにする)エクササイズを行ってみましょう。下腹が正しく筋肉を使えるようになると、姿勢は自然と正しい位置に戻ります。

お腹の中に入っている内臓をイメージして、下から内臓をすくい上げるように両手をお皿の形にします。実際に両手を持ち上げながら、内臓を持ち上げて肋骨の中にしまうようとすると、インナーマッスルの働きで下腹が平らになります。

内臓のすくい上げ
画像出典: 美LAB.

ジッパーを上げるイメージ

インナーマッスルを使うには、骨を意識すると効果的です。恥骨からジッパーをおへそに向かって引き上げるイメージを持ってみましょう。手でジッパーを上げる真似をするとやりやすいです。

腰骨同士を近づけて、みぞおちの裏へ

左右の腰骨を触り、それらを近づけ合うイメージを持ちます。近づけた真ん中部分を、みぞおちの裏の背骨の方へ向かって引き込み上げるようにします。

尾骨を恥骨の方へ

しっぽの名残の骨、尾骨を恥骨の方へ近づけるイメージを持つと、骨盤底が引き締まって骨盤が立ち、それに伴って下腹も引き締まります。

座骨の内側をほんのり寄せる

堅い椅子に座っているとお尻の骨が痛くなりますが、その左右の骨を座骨と言います。左右の座骨の内側辺りを意識します。それらを近づけ合うイメージを持つと、やはり骨盤底が引き締まって骨盤が立ち、下腹も薄くなります。

おわりに

エクササイズのイメージ
画像出典: 美LAB.

骨を意識するのは最初は難しいかもしれません。手で触りながらイメージをしてみましょう。そのうちに下腹の筋肉に力が入っているかどうか、下腹を薄くできているかどうか、骨盤が正しい位置にあるかどうかを感じ取れるようになります。どうぞお試しください。

執筆者:
美宅 玲子