呼吸が深いと痩せやすい?運動効果を上げる腹筋呼吸 呼吸が深いと痩せやすい?運動効果を上げる腹筋呼吸
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呼吸が深いと痩せやすい?運動効果を上げる「腹筋呼吸」

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2017年05月13日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。皆さんは、普段どの程度の深さの呼吸をしていますか?無意識で行っている呼吸なので、分からない方が多いのではないでしょうか。呼吸は自律神経に支配されていて、意識をして深く呼吸をすることで、自律神経のコントロールをすることができます。今回は、心身を活性化し運動をしやすく効果を上げやすくする呼吸法を紹介します。ダイエットにも役立ていただけますよ。

心身を活性化する呼吸法

呼吸法には、リラックスを促す副交感神経型の呼吸法と、心身を活性化する交感神経型の呼吸法があります。

リラックス型の呼吸は、夜寝る前やイライラする時など、リラックスしたい時に行い、内臓の血行を促して内側から代謝を保ちます。

活性化型の呼吸
は、大事な仕事の前や運動時など、適度なテンションが必要な時に役立ち、力を発揮しやすくさせてくれます。いずれにしても深く呼吸をすることで、自律神経の切り替えをスムーズにさせてくれます。

それでは実際に、運動に役立つ活性化呼吸法を行ってみましょう。

呼吸するイメージ
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息吹の呼吸

吹き矢を吹くように、口から一気に息を吐き出し、腹筋を使ってお腹を凹ませます。1秒に1回のペースで、30~60回行ってみましょう。無理をしないように気をつけます。

吐く(吹く)時がメインで、その次の瞬間お腹をゆるめてお腹が膨らむようにします。急激に腹筋が使われるため、食直後や妊婦、血圧が特に高い方は避けましょう。血流が良くなり、運動しやすくなります。

胸式呼吸

ウエストがぴったりしたGパンなどに、ジャストサイズのベルトをしたと思って、お腹(下腹)を引き締めておきます。

お腹が引き締まったまま息を吸うと、胸周りが広がり、胸板が厚くなります。息を吐く時はさらにお腹が引き締まり、広がった肋骨がすぼんでいきます。

胸式呼吸は、激しい運動をする時は誰でも無意識に行っている呼吸法です。お腹を引き締めて姿勢を安定させ、緊張を切らさずに集中して様々な活動をすることができます。

胸式呼吸
画像出典: 美LAB.

おわりに

いかがでしたか?これらの呼吸法を行ってから運動をすれば、筋肉が活動モードになり、ダイエットのための運動効果を上げていくことができます。

深く呼吸をして、落ち着いた判断と活動的な状態をキープして、ダイエットにも役立ててみて下さい。

執筆者:
美宅 玲子