呼吸が深いと痩せやすい?運動効果を上げる「腹筋呼吸」
心身を活性化する呼吸法
呼吸法には、リラックスを促す副交感神経型の呼吸法と、心身を活性化する交感神経型の呼吸法があります。
リラックス型の呼吸は、夜寝る前やイライラする時など、リラックスしたい時に行い、内臓の血行を促して内側から代謝を保ちます。
活性化型の呼吸は、大事な仕事の前や運動時など、適度なテンションが必要な時に役立ち、力を発揮しやすくさせてくれます。いずれにしても深く呼吸をすることで、自律神経の切り替えをスムーズにさせてくれます。
それでは実際に、運動に役立つ活性化呼吸法を行ってみましょう。
息吹の呼吸
吹き矢を吹くように、口から一気に息を吐き出し、腹筋を使ってお腹を凹ませます。1秒に1回のペースで、30~60回行ってみましょう。無理をしないように気をつけます。
吐く(吹く)時がメインで、その次の瞬間お腹をゆるめてお腹が膨らむようにします。急激に腹筋が使われるため、食直後や妊婦、血圧が特に高い方は避けましょう。血流が良くなり、運動しやすくなります。
胸式呼吸
ウエストがぴったりしたGパンなどに、ジャストサイズのベルトをしたと思って、お腹(下腹)を引き締めておきます。
お腹が引き締まったまま息を吸うと、胸周りが広がり、胸板が厚くなります。息を吐く時はさらにお腹が引き締まり、広がった肋骨がすぼんでいきます。
胸式呼吸は、激しい運動をする時は誰でも無意識に行っている呼吸法です。お腹を引き締めて姿勢を安定させ、緊張を切らさずに集中して様々な活動をすることができます。
おわりに
いかがでしたか?これらの呼吸法を行ってから運動をすれば、筋肉が活動モードになり、ダイエットのための運動効果を上げていくことができます。
深く呼吸をして、落ち着いた判断と活動的な状態をキープして、ダイエットにも役立ててみて下さい。
- 執筆者:
- 美宅 玲子