美腸・美肌作りに!旬のタケノコでカラダの中から女磨き! 美腸・美肌作りに!旬のタケノコでカラダの中から女磨き!
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美腸・美肌作りに!旬の「タケノコ」でカラダの中から女磨き!

フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」につい…
2017年04月26日
春が旬の「タケノコ」。やさしい香りと、歯触りの良い食感が特徴のタケノコは食物繊維が豊富で美腸・美肌作りにピッタリの春野菜。3月後半から出回りはじめ、本格的な旬は4月。5月の前半頃まで入手可能。短い旬の間にタケノコの美味しさを堪能しつつ、美腸・美肌をつくりましょう!

美腸と美肌はつながっている!

肌荒れの原因はいくつかありますが、腸内環境の乱れも、肌荒れの大きな原因のひとつ。便秘が続くと、腸内に不要な老廃物が蓄積された状態に。

私たちの腸の温度は健康な状態だと約37度と言われています。人の体温よりやや高い温度の中で腐敗物が溜まっていくと…想像できますよね?便が溜まり、腐敗や悪臭が起こり、肌荒れや頭痛、腹痛、だるさなどの不快症状を引き起こします。

腸内環境を整えることが、健康なカラダ、そして美しいお肌を作る基盤となるのです。

腸のイメージ
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豊富な食物繊維とカリウムでスッキリbodyに!

タケノコには可食部100gあたり約2.8gの食物繊維が含まれています。食物繊維には腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便通を改善することで腸内環境を整える大きな役割があります。腸と肌はつながっているので、腸内環境が整うことで吹き出物などの肌トラブルも自然と減るってくるでしょう。美肌作りにも食物繊維は欠かせない存在なのです。

また、タケノコには細胞内のナトリウム(塩分)量を調整するカリウムも豊富で、可食部100gあたり約520mgのカリウムが含まれています。脚や顔がむくみがち……という時にはカリウムを積極的に食事に取り入れるのがおススメです。

カリウムは水に溶け出しやすい性質なので、茹でたタケノコを汁ごといただける味噌汁やスープなどの汁物で食べるのがおすすめです。筆者のお気に入りは「タケノコのポタージュ」。茹でたタケノコを豆乳・生クリーム・ほんの少しのお塩と合わせてハンドブレンダーでかくはんするだけ。タケノコの春らしい香りを丸ごといただけるお気に入りのお手軽レシピです。

豊富な食物繊維とカリウムでスッキリbodyに!
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タケノコの保存・調理のコツ

春野菜の代表的な存在であるタケノコは、「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれる竹の地下茎から伸びたごく若い茎部分のこと。鮮度の良い掘りたてはえぐみも少なく、生でも食べられるほど。収穫後時間がたつにつれえぐみが増すので、購入後はなるべく早くアク抜きのための下茹でをすることが大切です

下茹でする際は、タケノコの穂先を斜めに大きく切り落として、皮部分に縦に切れ込みを入れ、たっぷりのお湯に米ぬかと赤唐辛子と一緒に漬けて、柔らかくなるまで茹でます。下茹でしてアク抜きしたタケノコは、キレイな水に漬けておけば約1週間冷蔵庫で保存可能。

「タケノコなんて茹でたことがない。」「タケノコ料理なんて料理が苦手な私にはちょっと不向き……」と思っている人も多いかもしれませんが、下茹でさえしておけばズボラさんにピッタリなとても便利な春野菜なんですよ。汁物、焼き物、煮物、どんなお料理にも使えるのも嬉しいポイント!

タケノコの保存・調理のコツ
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まとめ

いかがでしたか?旬がとても短い食材だからこそ、美味しい季節に堪能したいタケノコ。美腸・美肌作りやむくみ予防など、女性に嬉しい栄養がギュッと詰まった旬野菜。旬の味覚を美味しく楽しみながら、カラダの中からキレイを磨きましょう!

【参考文献】
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部) 上西一弘/著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店) 板木利隆/監修
・「旬の野菜の栄養辞典」(X-Knowledge) 吉田企世子/監修

執筆者:
國塩 亜矢子