快眠美人の枕選びのポイント3つ 快眠美人の枕選びのポイント3つ
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快眠美人の正しい枕の選び方!3つのポイント

株式会社SEA Trinity代表取締役、睡眠コンサルタント、「科学でわかる ねむりの環境・空間ラボ」主宰。順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍し、睡眠を研究。日本睡眠学会正会員…
2017年04月20日
古くから「枕が変わると眠れない」と言われているとおり、枕はぐっすり眠るために欠かせない重要アイテムのひとつです。しかし、「自分に合った枕」を探すのは意外と難しく、苦労している方も多いのではないでしょうか?そこで、枕を購入するときに押さえたい正しい枕選びのポイントを3つご紹介します。

柔らか過ぎず、硬過ぎないこと

柔らかすぎると頭が沈み込みすぎてしまい、頭と枕の接触面積が大きくなるので熱がこもってムレ感が出たり、通気性が悪くなったりして寝苦しくなってしまいます。

一方、硬すぎる枕だと仰向けになった際、後頭部の一点で首から上を支える状態になり、頭部への刺激の強さや寝姿勢の不安定さから眠りが浅くなってしますのです。

枕への頭の沈み込みは大体20%程度が理想的なので、適度な硬さのある枕を選ぶことが必要になります。

柔らか過ぎず、硬過ぎないこと
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高過ぎず、低過ぎないこと

高過ぎる枕だと後頭部が押し上げられて顎が引けてしまいます。すると気道が圧迫されていびきや睡眠中の酸素不足の原因になってしまので要注意です。

逆に低過ぎる枕だと血液が頭部に下がり脳への覚醒刺激となったり、顔のむくみの原因になったりしてしまいます。

最も理想的な枕の高さは頚椎の自然なS字カーブを描いている状態を維持できる高さです。つまり、自然な立ち姿勢と同じ姿勢を保てる高さといえます。

高過ぎず、低過ぎないこと
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大きさと通気性

就寝中、人は無意識に約20~30回程度寝返りをうつので、枕には寝返りが自由にうてるだけの幅が必要です。具体的なサイズは奥行きが40~50cm、横幅が60cmはあるものを選ぶことをおすすめします。

また、快眠のためには「頭寒足熱」が大切なキーワードであることが知られており、枕は通気性が高いことが求められるのです。通気性が良い素材は臭い対策にも一役買ってくれる作用もあるため、寝汗の増える夏のシーズンは得に重要視したいポイントといえます。

自分にぴったり合う枕を使うことで、熟眠感も翌朝の美人力も、ダブルで上げていきましょう。

執筆者:
友野 なお