「冷える身体」に効果的!中国茶3つとその作り方 「冷える身体」に効果的!中国茶3つとその作り方
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「冷える身体」に効果的!中国茶3つとその作り方

美容ライター・ファッションライター・エディター。大手出版社にて10年以上女性誌を担当し、フリーランスに。美容系雑誌は毎月必ず買うほどの美容オタク。ファッションも好きすぎて、日々トレンドチェックはかかさ…
2017年04月04日
春になったからといって薄着で出かけたら、帰宅時に身体が冷えてしまったという方も多いのではないでしょうか。「冷え」は万病の元。身体が冷えてしまうと、血行不良になってしまったり、代謝が低下したりと、よくないことばかり。そこで今回は、「冷え」に効果的とされている中国茶3つと、その作り方をご紹介します。身体を内側から温めて、冷えない身体を作りましょう。

陳皮(ちんぴ)のお茶

まずオススメしたいのが「陳皮(ちんぴ)」を使ったお茶です。「陳皮」とは、みかんの皮を乾燥させたもの。身体を内側から温めてくれるだけでなく、リモネンやテルピネンなどを主成分にする精油を含み、リラックス効果が期待できるのも嬉しいお茶です。

作り方は簡単。みかんの皮を剥いたら、皮の部分だけを小さく刻み、お皿の上にクッキングぺーパーなどの水分を吸収しやすいものをしいて、小さく刻んだみかんの皮を重なることのないよう満遍なく敷き詰めます。それを日光のよく当たる場所に2〜3日置いて、カラッカラに乾燥させれば完成です。

この乾燥させたみかんの皮「陳皮」をティーポットの中に入れ、沸騰したお湯を注意だら5分程度待ちます。お湯が少し色づいてきたら飲みどきのサイン。そのまま飲んでももちろんいいのですが、飲みやすくするためには、ハチミツを数滴垂らし、かき混ぜてから飲むと飲みやすくなります。

また、チューブ状で売られている生姜を少し垂らして混ぜてから飲むと、身体を温める効果が高くなりますよ。

陳皮のイメージ
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棗(なつめ)のお茶

みかんの皮ほど手に入れやすくはないのですが、中華街や、中華食材を扱うお店で手にいれることができる棗(なつめ)もおすすめ。こちらは、たいていの場合、乾燥された状態で売っているので、調理をせずに、そのままお茶の材料として使えるのがいいところです。

身体を内側から温めてくれるだけでなく、鉄分や葉酸を多く含んでいるので、貧血気味の方や、生理のときなどにオススメです。また、不眠を緩和してくれる効果や精神を安定させてくれる効果も期待できます。

淹れ方や飲み方は基本的に、陳皮のお茶と同じですが、棗は1粒が大きいため、大きめのティーポットを使うといいでしょう。ティーポットに入れる棗は、小さめの容器なら2〜3粒程度。大きめのものなら、4〜5粒程度が目安です。

嬉しいのは、お茶として煮出し終わった棗(なつめ)は、柔らかく、味も美味しいため、そのまま食べることもできます。

ジャスミン茶

ティーバッグとして売られているほど、手に入れやすいジャスミン茶にも、身体を内側から温める効果があります。また、ベンデルアセテート、タンニン、カフェインなどの成分が含まれているため、ダイエット効果も期待できます。

さらに、身体の気の巡りをよくしたり、リラックス効果も期待できるため、生理前のPMS(月経前症候群)に悩まされている方にはオススメしたいお茶。ただ、市販のペットボトルなどで売られているものは、ジャスミンの葉を抽出して煮出すお茶より、効果が薄れてしまうため、できるだけ、自宅で煮出して飲むようにしましょう。

淹れ方は、急須か小さめのティーポットにジャスミンの茶葉を入れ、沸騰してから80度程度に冷ましたお湯を、ジャスミンの茶葉についた汚れをささっと洗い流すように注ぎ入れて、すぐ捨てます。この捨てるお湯で、お茶を飲むカップなどの容器を温めておくと、香りが引き立ちます。そのあと、90度前後のお茶を再び急須に注ぎ、数分ほど茶葉を蒸らします。ほどよく、茶葉が蒸れてきたら、カップなどの容器に入れて飲みましょう。

ジャスミン茶のイメージ
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洋服などで冷え対策をするのはもちろんですが、お茶を飲んで、身体の内側から温めてみませんか?素敵な容器を用意すれば「お茶を飲む」こと自体が楽しくなりますよ。

執筆者:
長岡 宏江