姿勢を正す骨盤底エクササイズ 姿勢を正す骨盤底エクササイズ
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簡単でも効果的!姿勢を正す骨盤底エクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2017年03月18日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。姿勢の土台は骨盤にあります。骨盤周りを意識すると、思いの外簡単に、自然と姿勢が整えられていきます。今回は、体の土台から姿勢を正すエクササイズをご紹介致します。

骨盤底は胴体の底

ペットボトルを床に立てれば止まります。ティーカップを机に置けば止まります。それは、ボトルやカップの底が安定しているからです。

座った時に底になる部分は、骨盤底です。骨盤底を意識すれば、安定した正しい姿勢を取ることができるはずです。

姿勢のイメージ
画像出典: 美LAB.

骨盤底の状態と姿勢

骨盤底を意識して引き締めると、自然と背骨が伸びるようにつながります。逆に骨盤底がゆるむと、内臓が下がり、腰に負担がかかって腰痛になったり、下腹が出たりしてしまいます

座骨を意識する

それでは、実際に骨盤底を引き締めて姿勢を正すエクササイズを行ってみましょう。

お尻の下に手のひらを敷いて座ります。手のひらにお尻の骨(座骨)が乗っているのが分かると思います。手のひらを外して、座骨を感じて座ります。

お尻の下にティッシュペーパーを敷いていると思って、座骨の内側でティッシュペーパーをつかんで引き上げます。または、お風呂に入って骨盤底からお湯を吸い込むようなイメージです。そうすると、お腹が凹み、背筋が伸びてきます。

座骨を意識するイメージ
画像出典: 美LAB.

内ももエクササイズ

内ももにタオルなどを畳んではさみます。内ももの筋肉は、骨盤底から背骨周りの筋肉とつながっているので、内ももを寄せるだけで骨盤底から背骨にスイッチが入ります。

気づいた時に続けると、身体に染み込む

座った時の土台である骨盤底や、内ももを意識して引き締めることは、最初はすぐに忘れてゆるんでしまいますが、気づいた時にコツコツと続けることで、身についていきます。その姿勢が崩れると、不調が出て気持ち悪いようになることもあります。

おわりに

いかがでしたか?座骨やティッシュペーパーの意識、タオルをはさむだけなど、簡単にできて効果的です。よろしければ、試してみて下さいね。

執筆者:
美宅 玲子