だっる~い足をどうにかしたい!簡単ストレッチですっきり解消
足がだるくなる原因は?
足がだるくて重い最も多い原因のひとつは、足にたまってしまった疲労物質のしわざです。立ちっぱなしの姿勢が多かった日や歩き過ぎた日に、足の筋肉が硬くなってしまい、血流が悪くなってしまっているのです。
足は心臓から遠いので、血液を心臓に戻すために、ふくらはぎの筋肉の力を使っています。ふくらはぎの筋肉をポンプのように働かせて、足の末端の血液を心臓に戻しているのです(筋ポンプ)。この働きから『ふくらはぎは第2の心臓』と呼ばれています。
このように、普段から働き者のふくらはぎの筋肉をさらに酷使した日は、疲労物質がたっぷりと蓄積してしまった状態なのです。
疲労物質を流す方法
だるくて動くのが面倒に感じていても、足にたまった疲労物質を流して排出しましょう。血液の循環をよくするのと同時に、リンパ液の流れの重要性にも注目です!
血液は約1分間で体を一周し、酸素や栄養を体に届け、二酸化炭素と老廃物を回収します。リンパ液は一日、約24時間かけてとてもゆっくりと体を巡ります。リンパ管を通り流れていき、途中にあるリンパ節で細菌や老廃物が体へ侵入しないように防ぐ働きも担っています。いわば、体のお掃除屋さんです。血液よりもリンパ液のほうが、より多く老廃物を流してくれるわけです。
足にたまった疲労物質を排出するためには、リンパ液をより効率よく流すリンパ節へのマッサージとふくらはぎの筋肉のストレッチが有効です。
足のリンパ節をマッサージ
《体の三大リンパ節》
・鼠径(そけい)リンパ節…足の付け根
・脇の下のリンパ節
・鎖骨リンパ節
下半身にある大きなリンパ節は「鼠径リンパ節」です。また、膝の真裏にあるリンパ節も、老廃物が滞りやすいので、鼠径リンパ節ともども、圧したり、クリクリとマッサージしてほぐしてみましょう。
椅子に座ったままできるストレッチ
1. 膝をしっかり伸ばし、足首も伸ばしてつま先を遠くへ引っ張られるように突き出す。そのまま5秒(写真上)
2. 膝を伸ばしたまま、足首は曲げてつま先を天井へ向ける。かかとを思いっ切り突き出す。そのまま5秒(写真下)
3. 1と2を数回繰り返し、反対の足も同様に。
膝の裏とふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチ
1. 壁などに手をついて片足を大きく後ろへ。後ろへ引いた足の膝はしっかり伸ばし、前側の足の膝は曲げます。
2. 後ろの足のかかとを床に押し付けるように、体重も後ろの足に乗せます。
3. 深呼吸とともにそのまま30秒キープ。膝裏~ふくらはぎにかけてじっくりとストレッチ。反対の足も同様に。
最後に
寒いと血流がさらに悪くなり、疲労物質も滞りがちになります。ぜひ、足のリンパ節のマッサージとふくらはぎのストレッチを、入浴の前後にお試しください。すっきりとした軽やかな足で翌朝に眼覚めますように。
- 執筆者:
- maki