美しさのベースは「血液」改善から!ドレスアップより重要な理由
リアルビューティ
本物の美しさを手に入れるためには、メイクを変えることでも、ドレスを買うことでもなくて、もっと根本的なことがあります。なんだと思いますか?
それは、“血流”を改善することです!
自分の血管の全長をご存知ですか?
それほど大切な血流のこと、血液や血管のことには意外と無知でいたりします。美しくあるためにも、今回は血流について学びましょう。
さっそく、質問です。あなたの身体の中の全ての血管(動脈・静脈・毛細血管)の全長はどれくらいあるでしょうか?
A:10m
B:100km
C:1万km
D:10万km
正解は、Dの10万km。地球の赤道を約2周半あります。10万kmもの血管が体内に収まっているかと思うと驚きですね。
痛い例えで恐縮ですが、右手の人差し指の先を切っても、左の膝の下を切っても、右胸を切っても、頬を切っても、血が出てきます。つまり足の先から頭のてっぺんまで全身にびっしりと血管が張り巡らされているのです。このことだけでも、血管の状態(血液の流れの良し悪し)が全身の健康に関与していることも納得できます。
美の基本は“血流改善”
血流が悪くなると、全身の細胞へ酸素や栄養素が運ばれずに老廃物は蓄積されてしまいます。すると体温調節が上手くいかずに、冷え性が悪化していく原因につながります。さらに、浮腫み・便秘・お肌のトラブルなど様々なお悩みが増えてきてしまう可能性も。
逆に血流が改善すると、冷えの解消・浮腫みの改善・新陳代謝の促進・老廃物の排除といった効果が期待できます。ゆえに血流の改善は「美の基本」と言えるでしょう。
血の巡り簡単チェック
では、自分の血流が悪いのかどうか、ご存知ですか?ひとつ簡単なチェック方法があります。
人差し指の爪の赤い所(ちなみに、ここは毛細血管が透けて見えるから赤いのです)を反対の手の指で5秒間挟んで圧迫します。指を離して赤みがすぐ(2秒以内)に戻ればOK。なかなか色がもとに戻らない人は、末梢の循環が悪くなっている可能性がありますよ。戻りが悪かった人のために解消法をお伝えします。
なぜ血流が悪くなるのか?
まず血流悪化の原因として、ストレス・栄養不足・運動不足・悪い姿勢などがあげられます。今回は、すぐに実践できる食生活の改善について、血流改善に役立つ栄養素を含む食材をご紹介します。
☆筋肉や骨にもなり血液(赤血球やヘモグロビン)の材料にもなる
→たんぱく質(魚介類・肉類・卵・乳製品・大豆製品など)
☆体調を整え骨や血液の材料になる
→ビタミン・ミネラル(果物・野菜)
☆赤血球をつくる時に必要な栄養素
→ビタミンB12(しじみ・牛レバー・魚介類・卵黄・チーズ)
☆赤血球をつくる時に必要な栄養素
→葉酸(牛レバー・卵黄・大豆・納豆・ほうれん草・ブロッコリー)
☆赤血球の成分となり酸素や栄養素の運搬にかかわる
→鉄(煮干し・豚肉レバー・鶏レバー・パセリ・大豆)
☆鉄分の吸収を助ける栄養素
→ビタミンC(大根・パセリ・ブロッコリー・赤ピーマン・アセロラ・れんこん)
☆毛細血管を広げて血流を改善する
→アリシン(長ネギ・ニンニク・玉ねぎ・にら)
いろいろとありますね。これらの食材からバランスよく栄養素を補給して、血液を上手につくりましょう。そして血液の流れをよくすることで、温かい身体づくりを心がけましょう。
次回は、運動不足、悪い姿勢を改善することから、血流美人を目指しましょう。綺麗になる簡単ストレッチをご紹介します。お楽しみに~。マハロ~。
- 執筆者:
- OK和男