美しい腰のラインをつくる、インナーユニットエクササイズ
骨盤を前に押し出していませんか?
足腰やお腹の筋肉が落ちてくると、よくありがちな姿勢に、骨盤を前に突き出しスライドしたような体勢があります。(写真左)
そけい部がパツパツになってリンパの流れが妨げられるため、脚が張り、腹筋の力が抜けて腰が詰まってしまいます。そのため腰が痛くなり、お尻の力も抜けて垂れ、お尻の下にしわができやすくなります。
そけい部とお尻の意識で姿勢を整える
そけい部には、少し"えくぼ"ができる程度にゆとりを作りましょう。(先ほどの写真右)お尻の下のシワは伸ばしましょう。
そうした時に、骨盤の位置と傾きが正常になり、自然な腰のラインが美しくできてきます。
内側の筋肉が姿勢を作る
骨盤や背骨といった人間の骨格は、筋肉によって正しい位置にキープされて、体型を作り出します。それも、内側(奥)にあるインナーマッスルが、主に姿勢を作っています。
その中でも骨盤・脚・背骨など、姿勢の中心になる骨たちの位置を決めているのが、「インナーユニット」という筋肉たちです。
インナーユニットは、骨盤底筋群、腹横筋(内臓を囲う)、多裂筋(背骨一本一本をつなぐ)、横隔膜の4種類です。これらがバランス良く働くことで、内臓の位置や姿勢の土台ができあがり、くびれやヒップアップなどもできます。
それでは、インナーユニットを活性化する簡単エクササイズを行ってみましょう。
インナーユニットエクササイズ
実際に両手で下腹や胃をえぐり上げるようにすると、分かりやすいです。お腹が凹むだけでなく、高速エレベーターで降りている時のように内臓が上に持ち上がります。
そうすることで、インナーユニット全てが共同して働き、姿勢をまっすぐ持ち上げるようになります。何度か持ち上げては力を抜くことを繰り返しましょう。常に持ち上げている必要はありません。
おわりに
いかがでしたか?外から見える体型も、内側の様子が現れたものです。内側から筋肉を育てて、骨格を整えて、にじみ出る美しさを作っていきましょう。
- 執筆者:
- 美宅 玲子