美しい腰のラインを作る、インナーユニットエクササイズ 美しい腰のラインを作る、インナーユニットエクササイズ
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美しい腰のラインをつくる、インナーユニットエクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年11月22日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。お尻が垂れる、お腹が出る、ももが張る、くびれが出ない、腰が痛い…腰回りのトラブルや悩みは、姿勢を整えるインナーマッスルをバランス良く活性化することで、同時に解消していくことができます。今回は、体型が崩れる原因と、それを改善するエクササイズをご紹介致します。

骨盤を前に押し出していませんか?

足腰やお腹の筋肉が落ちてくると、よくありがちな姿勢に、骨盤を前に突き出しスライドしたような体勢があります。(写真左)

そけい部がパツパツになってリンパの流れが妨げられるため、脚が張り、腹筋の力が抜けて腰が詰まってしまいます。そのため腰が痛くなり、お尻の力も抜けて垂れ、お尻の下にしわができやすくなります。

骨盤を前に突き出しスライドしたような体勢のイメージ
画像出典: 美LAB.

そけい部とお尻の意識で姿勢を整える

そけい部には、少し"えくぼ"ができる程度にゆとりを作りましょう。(先ほどの写真右)お尻の下のシワは伸ばしましょう。

そうした時に、骨盤の位置と傾きが正常になり、自然な腰のラインが美しくできてきます。

内側の筋肉が姿勢を作る

骨盤や背骨といった人間の骨格は、筋肉によって正しい位置にキープされて、体型を作り出します。それも、内側(奥)にあるインナーマッスルが、主に姿勢を作っています。

その中でも骨盤・脚・背骨など、姿勢の中心になる骨たちの位置を決めているのが、「インナーユニット」という筋肉たちです。

筋肉のイメージ
画像出典: 美LAB.

インナーユニットは、骨盤底筋群、腹横筋(内臓を囲う)、多裂筋(背骨一本一本をつなぐ)、横隔膜の4種類です。これらがバランス良く働くことで、内臓の位置や姿勢の土台ができあがり、くびれやヒップアップなどもできます。

それでは、インナーユニットを活性化する簡単エクササイズを行ってみましょう。

インナーユニットエクササイズ

そけい部のえくぼを作り、お尻の下のシワを伸ばした姿勢で立ちます。膀胱・腸・腎臓や肝臓、胃など全ての内臓を上に持ち上げ、肋骨の中にしまい上げるようにイメージします。

インナーユニットエクササイズ
画像出典: 美LAB.

実際に両手で下腹や胃をえぐり上げるようにすると、分かりやすいです。お腹が凹むだけでなく、高速エレベーターで降りている時のように内臓が上に持ち上がります。

そうすることで、インナーユニット全てが共同して働き、姿勢をまっすぐ持ち上げるようになります。何度か持ち上げては力を抜くことを繰り返しましょう。常に持ち上げている必要はありません。

おわりに

いかがでしたか?外から見える体型も、内側の様子が現れたものです。内側から筋肉を育てて、骨格を整えて、にじみ出る美しさを作っていきましょう。

執筆者:
美宅 玲子