背面を引き締めて美しく歩くコツ☆猫背セルフチェック
2つのタイプの受講生が抱えるそれぞれの問題
かれこれ30年ほど開催し続けているOKウォークやボディデザインエクササイズ等の、いわゆる「ストレッチ・美筋トレ・ウォーキングクラス」へいらっしゃる受講生様は、2つのタイプに分かれます。
一つは、姿勢の悪さ、歩き方の崩れや違和感を自覚して改善しに来る人。もう一つは、運動不足解消やダイエット、かっこよく歩きたいなどの目標はあるものの、現在の身体の歪みや動きの癖は、自覚していない人です。
実は、それぞれに問題を抱えています。歪みの自覚のあるタイプの人には、自覚しているものの自己流で失敗したり悪化したりして、溢れる情報の何を信じて何をすればいいのか、わからなくなってしまっている人も少なくありません。
一方、自覚無しのタイプの人の問題は、他人から指摘されないと改善していくスタート地点にさえたどりつかない事。たとえ指摘されても、歪んだ姿勢や動きの悪い癖に適応して身体を使うことになれているので、正しい姿勢や動かし方に逆に違和感を覚えてしまう事。
上手に気づかせてあげる
あなたは姿勢について他人へ注意をしたことはありますか?子供・家族・お友達・後輩あたりには、姿勢の悪さを指摘したこともあると思いますが、先輩・先生・上司には、なかなか言いだしづらいですよね。
「これ、綺麗だね」「かっこいいね」「かわいい~」「ウエスト細くなった~?!」など、言われて嬉しい言葉は、人にも言いやすい。しかし、「顔が弛んじゃったね」「お腹が出てきたね」「なんか臭いよ!」などとマイナス印象になることは、伝えにくいものです。
それでも「猫背」に関しては、「猫背になってるよ~」などと人から言われて気づく人が多い。「あれれっ?これは、どういうことなのだろう?」と考えてみました。猫背は指摘せずにはいられない程、不快に感じるのか!?逆に、大した問題ではないと軽く見ているから言えるのか?
OK和男の個人的な判断基準は、「改善したほうが本人のためになり、それが改善可能なこと」ならば教えてあげる。例えば「ネクタイ曲がっているよ」と、似た感覚です。あなたの「相手に伝える・伝えない」の判断基準は、どんなことでしょうか?
OK和男は職業柄、時には辛口の事実もズバリと指摘しますが、その裏には必ず改善させてみせるという強い思いと愛情をこめています。そして一緒に現実を受け止めて、前に進みます。
さて、「猫背」に話を戻します。一口に「猫背」といっても、いろんな原因や状態があります。大切なのは、完全な骨の変形などで直せなくなってしまう前に直し始めることです。今回は姿勢のセルフチェックをしてみましょう。
猫背セルフチェック
1:肌が荒れやすい
2:なんだか息苦しい
3:バストラインが下がった
4:肩こりをおこしやすい
5:腰痛に悩んでいる
6:お腹回りが弛んできた
7:老けて見られることが多い
8:歩くのが遅い
チェック結果はいかがでしたか?実は1~8の項目すべてが「猫背」と深くリンクしています。該当する項目が2つ以上あれば、直ちに大きな鏡を用意して姿勢の再確認をしましょう。それでもよくわからない時は、信頼できるプロに見てもらうとよいでしょう。
次に、各項目の簡単な改善方法をお伝えしますので、ぜひ実践してみてください。
猫背改善のOKポイント
「1:肌が荒れやすい」、「2:なんだか息苦しい」に該当した人は、顔を起こして歩きましょう。姿勢が改善されて、呼吸が深く楽になりますよ。胸郭が広がり圧迫されていた内臓のストレスが軽減、美肌効果にもつながります。
「3:バストラインが下がった」に該当した人は、プッシュアップでバストラインを上げて、二の腕や背中もシェイプアップしましょう。
「4:肩こりをおこしやすい」、「5:腰痛に悩んでいる」に該当した人は、背中の筋肉をほぐして血流を改善しましょう。
「6:お腹回りが弛んできた」に該当した人は、腹筋を鍛えて腹圧が高まれば胸郭が持ち上がり姿勢が改善します。すると、お腹回りも引き締まってきます。
「7:老けて見られることが多い」に該当した人は、綺麗な肩甲骨が贅肉で埋没しないように姿勢を改善しましょう。それだけで外見の印象はずいぶんと若返ります。
「8:歩くのが遅い」に該当した人は、体幹周りを鍛えて姿勢改善しましょう。猫背の改善は、四肢の動きの改善に役立つので、自然に歩くスピードも速くなってきます。
次回Step2では、美しい人がフォーカスしているポイント。その鍛え方の具体的なエクササイズをご紹介します。お楽しみに~!マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男