姿勢の悪い人のお腹はポッコリ!?お腹を凹ませる「姿勢・行動習慣・歩き方」のポイント
お腹ポッコリの主原因
まず、なぜお腹がポッコリしてしまうのか?その主原因を箇条書きにしてみます。ご自分の生活スタイルと照らし合わせてみましょう。
1:毎日長時間座っている
2:姿勢が悪い
3:便秘ぎみ
4:運動不足
5:骨盤の歪みが気になる
6:階段はほとんどど使わない
7:食生活の乱れ
8:ストレス過多
9:冷え性
10:胃下垂
11:過剰な体脂肪 ・・・
これらの項目に該当しないのに、下腹が急にポッコリしてきたときは、もしかすると病気が関係しているかもしれませんので、病院で検査の相談をしましょう。該当数が増えるほどに、お腹の弛みリスクが上がっていきますので、該当項目はしっかりと解消していきましょう。
どうしてお腹がポッコリするのか
では、上記の状態がどうしてお腹ポッコリにつながるのか、一例をあげて説明します。
運動不足により筋力が低下して姿勢が崩れる→
骨盤を正常な位置で維持することができずに骨盤が歪んでしまう→
骨盤の歪みとインナーマッスルの衰えで、内臓を維持することができず内臓下垂を招く→
消化・排泄の機能も低下して体脂肪が増えていく→
さらに骨盤周りの動きが悪くなり、血流も滞る→
代謝も低下して体温も下がってくる・・・
悪循環が始まり、体脂肪の増加や便秘によりお腹がポッコリしてきます。
この状態を放置して10kg単位で太り始めると、身体のあちこちに不調が生じてしまいます。大事になる前に、早めにポッコリを解消しましょう。
お腹を凹ませるOKポイント
原因が見えてきたところで、すぐに始められる具体的なお腹ポッコリ解消方法を「姿勢・行動習慣・歩き方・食事・エクササイズ」の順に(今回は前半3つ)ご紹介していきます。
1:姿勢改善
まずは、なんといっても姿勢です!コラムのタイトルにも取り上げたように、“お腹が出ている人は、ほぼ例外なく姿勢が悪い”これは私が10万人以上の方を指導させていただいてきた経験から、ハッキリと感じていることです。
姿勢を保つためには、腹横筋・腸腰筋・骨盤底筋群・脊柱起立筋などのインナーマッスルを使います。これらの筋肉は内臓を支える働きにも関連してきます。うつ向いて猫背姿勢のまま、ダラダラと歩いていては、どんどんお腹が弛み前に突き出てきます。
2:行動習慣
坐る時間を減らして、フロアの移動時には極力階段を使うようにしましょう。また、坐っているときに、脚をだらりと開いている人も、お腹が弛みやすい姿勢になるので要注意です。椅子に座るときは、スッキリお腹のためにも、さらには美脚のためにも、坐骨を立てて座り、脚を閉じましょう。
3:姿勢を正し歩幅を拡げて颯爽と歩く
腸腰筋(上半身と下半身を繋ぐ筋肉)が衰えると、骨盤が後傾して歩幅が小さくなり、下腹部に贅肉も溜まりやすくなります。対策としては、みぞおちから脚が伸びているイメージで歩くこと!そうすると自然に歩幅も伸びて歩く速度も上がってきます。
歩くたびに下腹をスッキリさせる重要な筋肉でもある腸腰筋が鍛えられれば、無理なくお腹もスッキリします。この時ドローイン(お腹と背中を近づけるようにお腹を引き込んだ姿勢を維持)しながら歩けば、驚くほどの効果が期待できますよ!
まず、実践♪
ドローインについては、また次回詳しく説明しますね。まずは、この3つのポイントを頭に入れて、生活しましょう。これだけでもしっかり取り組めば、嬉しい効果が十分に期待できますよ。
次回は、お腹を凹ませるOKポイントの残りの2つ「食事とエクササイズ」をご紹介していきます。お楽しみに!マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男