「晩夏」は一年に一度の休息期。バランスを整えやすいこの時期に食べるお野菜とは?
「晩夏」は陰陽バランスが整っている
マクロビオティックでの陰陽五行説では、9月頃の「晩夏」は、安定のエネルギーが地球上に働く季節と言われています。ですから、その時期に採れるお野菜も、陰陽バランスが整った優れたお野菜。それは形から見てもよくわかります。
みなさんは「球形のお野菜」と聞いて、何を思い浮かべますか?玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、かぶ、などなど。丸い形をしているお野菜は、土からのエネルギーと、天から(太陽)のエネルギーを上からと下から受け、ちょうどいいバランス配合で育っていて、地の上に這うように育っています。
その他のお野菜は、土よりも上に育つ葉物野菜や、枝に実るお野菜や果物。もしくは、根菜類と言って土の中に育つお野菜ですね。
晩夏の時期は、まだまだ残暑が続き、ついつい冷たい食べ物や飲み物を摂取しがちです。ですが、カラダはもう秋の準備をしなければなりません。
そういったときに、球形のお野菜を食べるようにすると、体温調整も、精神的バランスとしての安定感も整い、非常に過ごしやすい晩夏を過ごすことができます。
晩夏は休息の時期
晩夏は1日のリズムに例えると、午後昼下がりの時間帯と一緒です。15時くらいの時間、みなさんはホッとしたくありませんか?朝からお昼にかけて仕事や家事で動き回り、頭を使ったりして、休息したくなる時間帯なはずです。
カラダがそのように求めるのは、時間の流れ、いわゆる1日の太陽のリズムから見ても、地球上に安定のエネルギーが降りてくる時間。晩夏はまさにその時期です。
夏の賑やかで開放感あふれる時間を過ごし、晩夏になって落ち着きたくなり、すっと脱力したくなる季節。そんなリズムにあわせて、体も食べ物で整えて、ゆっくり今後のプランを練るのも良いでしょう。
旬の甘いお野菜で脱お菓子
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期だからこそ、旬のお野菜を先駆けて摂取するように心がけてみてくださいね。この時期のお野菜は、苦くも辛くもなく、甘いお野菜が多いのです。味わっていただくとほっこりしてきますし、いつの間にか甘いお菓子なども要らなくなってきます。
どうしても甘いものがやめられない方は、積極的に食べるといいでしょう。無駄がなくなり、ダイエット効果にも抜群ですよ。
- 執筆者:
- 室谷 真由美