美肌づくりに“玄米”、その驚くべきパワーとは? 美肌づくりに“玄米”、その驚くべきパワーとは?
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美肌づくりに“玄米”!その驚くべきパワーとは?

一般社団法人養腸Brew理事。これまでに5,000人以上の腸をもんできた腸もみのプロ。プライベートサロンでは「腸を扱わせたら右に出るものはいない」と言われる手技で、溜めないカラダ、ココロ、内側(腸)か…
2016年04月25日
日ごろ食べるお米は白米?それとも雑穀米?はたまた玄米?お米にはそれぞれの美味しさと良さがあります。中でも玄米には驚くべき美白・美肌パワーが潜んでいることをご存じでしょうか。その理由を知ったら、今日から玄米食にしたくなるかもしれません。

美肌に必要なビタミンたち

ビタミン(A、B、C、Eなど)は私たちの美肌や美白づくりに欠かせない栄養素です。中でも玄米に多く含まれるビタミンB群は皮膚や粘膜、髪の毛の健康を維持する働きがあるため、ビタミンB群の不足は肌や髪のダメージに直結します。玄米を食べる=天然の美容液が摂れるとも言えそうですね。

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群れで摂りたいビタミンB群

ビタミンB群は「群」だけあって様々な種類があります。B群は単体より数種類を同時に摂る方が、相乗効果が期待できるようです。B群は精製された白米にはない胚芽部分にたっぷり含まれています。主にどんな種類と役割があるのかは次の通りです。

ビタミンB1(糖質の代謝)
ビタミンB2(資質の代謝、皮膚や粘膜の健康を維持)
ビタミンB6(たんぱく質の代謝、美肌促進)
パントテン酸(ビタミンCをサポート)
ビオチン(皮膚の健康を維持、ビタミンB7ともいわれる)

アンチエイジングの救世主

B群以外で特筆したいのがビタミンE。ビタミンEはアンチエイジングや、女性のホルモンバランスの安定、シミやしわ、たるみなどの肌トラブルの原因にもなると言われる、活性酸素の増加を抑制する効果が期待できます。

アンチエイジングの救世主
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もう一つ、γ(ガンマ)‐オリザノールも見逃せません。γ‐オリザノールはビタミンではなく、玄米の胚芽に含まれる抗酸化物質です。皮膚の調子を整えたり、紫外線を防ぐ働きがあるほか、血行をよくしたり、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らしてくれる役割があります。

玄米を食べるときの注意点

美肌や健康のサポート成分が入っている玄米ですが、一つ注意することが。よく噛むことです。よく噛んで食べないと胃腸の働きを妨げたり、お腹をこわしたりすることがあります。健康的な肌美人になるには、玄米を「よく噛むこと」が大原則です。

玄米発酵食品を味方にする

そうは言っても、玄米の味や食感がどうしても苦手、それに炊くのも面倒くさい、噛むと疲れる・・・という方には玄米発酵食品がおススメです。

玄米発酵食品を味方にする
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玄米発酵食品は玄米を麹菌で発酵させたもので、さきほど紹介した玄米に含まれる栄養分が消化しやすいカタチになっています。しかも、香ばしく素朴な味わいです。いつでもどこでも食べられるのも魅力(私も日々愛食しています)。

お肌の調子が気になる方をはじめ、玄米が苦手な方や時間がない方、外食が多い方、疲れが気になる方、毎日スッキリしたい方、妊娠中や授乳中の方にもオススメです!

いかがでしたか?玄米や玄米発酵食品を上手に摂り入れて、今日から美肌美人を目指しましょう。

執筆者:
真野 わか