インナービューティーで指先ケア!ささくれ知らずの美しい手先をつくる インナービューティーで指先ケア!ささくれ知らずの美しい手先をつくる
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インナービューティーで指先ケア!ささくれ知らずの美しい手先をつくる

フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」につい…
2016年04月06日
こんにちは。インナービューティー研究家・フードコーディネーターの國塩亜矢子です。まだまだ肌寒い日も多い春先は、お肌だけではなく指先も乾燥が気になりますよね。特に人目に付きやすい指先の手荒れは、女性にとって大きな悩みのひとつ。

手荒れやささくれはなぜ起こる?

基本的に手荒れやささくれは、手の表面を保護する「皮脂膜」が少なくなり、角質の水分と皮脂が減少することで引き起ります。冬場は寒さのあまり、洗顔や食器洗いの際に水ではなくお湯を使うことが増えますが、水に比べてお湯は手に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

食器洗いのイメージ
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水分や皮脂が少なくなってしまった手先は、外側からの刺激に敏感になり、細菌などの汚れが入り込みやすい状態に・・・。

手荒れやささくれを放置しておくと、激しいかゆみや炎症の原因にもなるので、早めに保湿などのケアをすることが大切です。

強くて美しい手を作るためにおススメの食材とは?

手荒れやささくれが気になる時は、保湿ケアに加えていつも以上に食生活にも気を配りましょう。皮膚の土台となる栄養素を意識的に摂ることで、強くて美しい手先を作ることが可能です。

良質たんぱく質
魚、大豆製品、卵など良質たんぱくを多く含む食材を摂り入れましょう。特に卵には、細胞膜のもととなるたんぱく質・リン脂質・脂肪酸・ビタミンEがバランスよく含まれています。卵アレルギーでなければ、毎日必ず摂りたい食材です。

フルーツのイメージ
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ビタミンA
ビタミンA(βカロテン)は粘膜を強くし皮膚に潤いを与えてくれます。トマト、人参、パプリカ・カボチャなどの赤・黄・橙色の緑黄色野菜に豊富に含まれています。ビタミンAは油脂類と合わさることで身体への吸収率が高まります。炒め物にしたり、サラダなど生で食べる場合は、オリーブオイルや亜麻仁オイルなどの良質オイルをドレッシング代わりに添えるなど工夫して頂きましょう。

ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートし、美しいお肌作りに欠かせない栄養素です。野菜・果物全般やイモ類に多く含まれています。春は歓送迎会など外食の機会が増える時期ですが、外食が続くとどうしても野菜・果物類が不足してしまいがち。また、飲酒によりビタミンCは消費されやすくなります(アルコールの代謝のため)。

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朝ごはん時には必ずフルーツを食べる、おやつ代わりにフレッシュジュースを飲むなどして、上手にビタミンCを摂り入れましょう。ビタミンCは水溶性ビタミンで水に流出しやすいのですが、イモ類に含まれるビタミンCは豊富なでんぷんに守られているため、他の野菜類に比べると流出されにくくなっているので安心です。

<ビタミンE>
ご紹介した様々な栄養素を手先まできちんと運ぶためには、血流が良い状態であることも大切。ナッツ類やカボチャなどに多く含まれるビタミンEは血流をよくする働きがあります。ハンドクリームで保湿する際に手をマッサージし指先の血流をよくすることも大切です。

美しい手先のために続けよう!

保湿ケアと指先のマッサージ、強くて美しいお肌を作ってくれる栄養素を含む食材をしっかり摂ることで、ささくれ知らずの美しい手先を作り、自信を持って新生活を過ごしましょう!

執筆者:
國塩 亜矢子