下半身痩せに!脚とお尻のセルフチェックをしてみよう 下半身痩せに!脚とお尻のセルフチェックをしてみよう
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下半身太りのクセを解消!脚とお尻のセルフチェックをしてみよう

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年03月01日
こんにちは。美姿勢インストラクタ―の美宅玲子です。「体型は一日にしてならず」一晩で体型が変わるということはありませんよね。じわじわ、じわじわと変わっていきます。食習慣が原因かもしれませんし、姿勢や筋肉の使い方のクセ・習慣も、少しずつ、少しずつ体型を変える要因の一つです。クセや習慣は無意識なので、知らないうちに悪習慣をつけていると、他の努力の実を結ぶ邪魔をしているかもしれません。下半身痩せを邪魔するクセをつけていないか、脚とお尻のセルフチェックをしてみましょう。

1. 靴底のすり減り方を見てみましょう

よく履く靴を、かかと側(後ろ)から見てみましょう。かかとの外側や内側が極端にすり減っていませんか?

多少のすり減りは問題ありませんが、大してたくさん履いていないのに外側がすり減る場合は、脚の外側に体重が偏り、О脚や外ももの張り出しにつながります。内側がすり減る場合は、お尻の筋肉のゆるみや股関節の硬さから、もも周りに脂肪がたまったり、X脚になる場合があります。

2 膝頭が内側を向いていませんか

ファッションモデルやタレントが、女性らしさを強調するために、内股の立ち方をしたり、膝頭を内側に向けて座ったりする姿勢を見たことがあるのではないでしょうか。

普通に立ったり座ったりしている時の膝頭は、どちらを向いているでしょうか。内股や内向きの膝は、О脚やX脚(О脚が多い)の原因になり、脚の外側やお尻が張りだしたり、内ももや骨盤底、お腹の力がゆるんだりするので、下半身太りにつながることがあります。

2	膝頭が内側を向いていませんか
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3. すねの骨がたわんでいませんか

体育座りをして、左右のかかとと膝を合わせてみましょう。くるぶしから膝へと伸びる、すねの骨はまっすぐで、左右のすねの骨は平行ですか?外側にたわんでいたり、左右の内くるぶしがつかなかったりしませんか?

それは、体重を外側に偏ってかけて立ったり、歩いたりしているサインかもしれません。1や2と同じく、外ももの張り出しやお尻・お腹のゆるみと関係があります。

3.	すねの骨がたわんでいませんか
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4. 外もも・内ももは硬くありませんか

外ももや内ももを、脂肪も筋肉も一緒につかんで引っ張ってみましょう。「硬い・痛い・冷たい」どれかに当てはまりませんか?

脂肪も筋肉も、リラックスしている時は柔らかい方が理想的です。脂肪は柔らかい方が分解・流れやすいですし、筋肉も柔らかい方が動きやすく血行が良く、老廃物を流しやすいものです。

外ももの硬さは、1~3で説明をした「脚の外側の張り出し」の進み具合のチェックにもなりますし、内ももには”腎“の経絡が通っているので、その硬さは体の老廃物の溜まり具合のバロメーターになります。

5. 尻や脚は硬い?ゆるんでいる?

お尻や脚は、カチカチ・パンパンに張った様子でしょうか。それともゆるゆるにゆるんだ様子でしょうか。前者は筋肉疲労、後者は筋力不足ですので、対処の方法が変わってきます。

対処法

疲労の場合も筋力不足の場合も、共通するのは「足の親指でしっかりと床を踏む」ことです。

しっかりと床を踏んで歩くイメージ
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足の親指で床をつかむと、足・脚の内側の筋肉が活性化するので、外側の負担が減り、お尻や外も尾の張り出しを防ぎます。骨盤底やお腹の筋肉も連動して働くので、お尻やお腹のたるみも防げます。その上で、疲労した脚は、それ以外のももの力を抜いて、ブランコのようにリラックスして歩きましょう。

たるんだ脚は、親指の意識を持ちながら、軽く肛門を締め、なるべく階段を使ったり速足で歩いたりするようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか?自分の足のゆがみチェックから、下半身太りの原因を見つけることができたでしょうか。毎日の姿勢の意識・習慣を変えることからじわじわと、引き締まった下半身作りの土台を固めていきましょう。

執筆者:
美宅 玲子