背中のたるみを取る!猫背解消の肩甲骨エクササイズ 背中のたるみを取る!猫背解消の肩甲骨エクササイズ
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背中のたるみを取る!猫背解消の肩甲骨エクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年02月10日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。お腹に比べると、脂肪がついても気づきにくい背中。脂肪がつくと、背中が余計に丸く見えて、老けてしまいます。背中に脂肪がつく原因からその対処、脂肪がつきにくくなる姿勢をご紹介致します。

猫背だと肩や背中に老廃物がたまるわけ

猫背になると、頭や肩が前に出て、腰も丸まります。そして、その姿勢がクセになり、長時間その姿勢でいることが多いものです。

猫背の体勢は背骨にとっては不自然な形です。背中の筋肉は伸ばされて引っ張られながらも、元の長さに戻ろうと力を入れた状態が続きます。そのため、疲労物質がたまり、血行が悪くなるので、脂肪もつきやすくなってしまいます。

猫背だと肩や背中に老廃物がたまるわけ
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猫背を解消し、お肉をすっきりさせる、リセットエクササイズ

1. ストレッチポールやボールなどに乗る
ストレッチポールやボールに乗って、体重を預けて体の力を抜きます。猫背で縮こまっていた肩や胸が、腕や脚の重みで広がり、緊張していた背中や腰がゆるんでリラックスします。上に乗って体を預けられ、胸が開くものであれば、毛布を丸めたものでも構いません。

猫背を解消し、お肉をすっきりさせる、リセットエクササイズ
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2. ストレッチポールやボールに乗って転がす
ストレッチポールやボールに乗って、両手で頭を支え、体を押しつけながら転がします。背中や腰の筋肉を圧迫しながら転がす刺激が老廃物を流し、血行を良くします。圧迫しながら転がせるものであれば、テニスボールやきつく結んだタオルでも構いません。

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背中を引き締める肩甲骨エクササイズ

肩甲骨の周りには、褐色脂肪細胞といって、脂肪の燃焼を促す細胞が集まっています。肩甲骨を動かすことで、代謝を高め、脂肪を燃やし、背中をすっきりと引き締めることができます。

1. 腕ねじり
両腕を斜め後で伸ばし、腕のつけ根から内ねじりと外ねじりをします。肩甲骨周辺が動くのを感じます。

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2. 腕で翼パタパタ
両腕を斜め後で伸ばし、腕のつけ根から外ねじりにします。背中の後で、その両腕を肩甲骨から寄せ、パタパタと羽ばたくように近づけます。20回。

3. 手を組んで後ろへ引っ張る
両手を腰の後で組んで肘を伸ばし、お尻から後ろに遠ざけるように引っ張ります。

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背中のたるみを予防する姿勢

猫背を解消し、背中のお肉をすっきりさせるエクササイズを行ったら、今度は猫背や背中のお肉がつくことを予防する姿勢エクササイズを行って、予防をしましょう。

1. 後頭部でボタンを押す
頭の後ろにボタンがあると思って、後頭部で後ろに押します。アゴは引いておきましょう。
前に出がちだった頭が本来の位置に戻るので、肩の位置も整い、猫背が解消されます。

2. 肩甲骨をお尻のポケットにしまう
左右の肩甲骨をほんのり寄せ、真下にあるお尻のポケットの方へ下ろしてみましょう。
猫背だと上がって前に出がちな肩の位置が整います。

おわりに

いかがでしたか?背中の凝りがほぐれ柔らかくなり、肩甲骨もしなやかに動くようになってくると、もう脂肪がつく"すき"がありませんね。ぜひこの快適な状態をキープして春を迎えられますように。

執筆者:
美宅 玲子