「炭水化物」は減らす?増やす?ダイエットを成功させる糖質の摂り方 「炭水化物」は減らす?増やす?ダイエットを成功させる糖質の摂り方
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「炭水化物」は減らす?増やす?ダイエットを成功させる糖質の摂り方

がっちり・むっちり体型がコンプレックスの“自信をもてない自分”から脱却するため「セルフトレーニングコーチ」として自身を輝かせるトレーニング法を研究・実践中。ズボラなため「隙間時間」に「サクッと」できち…
2016年01月24日
「炭水化物は太りやすいからダイエット中は控える」という人も多いかもしれません。ですが炭水化物を分解して得る「糖質」は、体内のはたらきを活性化させる重要なエネルギー源。制限しすぎるとむしろ太りやすくなってしまいます。炭水化物は食べてスリムになりましょう!

炭水化物を制限しすぎると起こること

炭水化物を控えると痩せやすくなると言われています。これは、糖質に、摂りすぎるとエネルギーとして使わない分を体脂肪として溜め込みやすく、血糖値を上げやすい性質があるから。必要以上に食べると脂肪が増えやすくなる上に、血糖値の急上昇は後の急降下を招いて、エネルギーを使う前にお腹が空いてしまうのです。

ですから炭水化物の食べ過ぎはNG。だからといって、全く食べないとどうなるのでしょう?

炭水化物を制限しすぎると、体内のエネルギー源が不足し、消化・吸収のはたらきやカロリーを消費するはたらきが弱まります。つまり、痩せにくい体質を育ててしまうということ。

また、炭水化物を制限した分おかずを多く食べた場合、濃い味付けや油を多く使う調理法の料理では、むしろそれまでよりも高カロリーな食事メニューになることも。気付かぬうちにカロリーオーバーに陥り、逆に太ってしまうこともあります。

痩せにくいイメージ
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炭水化物は毎食「握りこぶし1つ分」を目安に食べる

ダイエット中でも「ごはん」は食べるべきです。必要量の炭水化物で太ることはありませんし、食事での満足感を上げることができます。体内のはたらきを活性化させる量をしっかり摂取することで、運動での消費カロリーをアップさせたり、筋トレ効果を上げたりすることができますよ。

目安は毎食「握りこぶし1つ分」。お茶碗に軽く1膳程度は食べましょう。これにたっぷりの野菜や手のひら1枚程度のたんぱく質(肉や魚、卵、大豆製品など)を合わせると、栄養バランスをとりやすくなります。

炭水化物は毎食「握りこぶし1つ分」を目安に食べる
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運動を取り入れないダイエットは悲劇を招く

炭水化物に限らず、食事量を制限すれば体重は減ります。ですが短期間に脂肪細胞が消えてなくなることはありません。食べないことで急に落とした体重の中身は水分や筋肉、骨など。体重は減っても見た目がスリムにならない上に、筋肉が減ってしまい代謝が下がってしまいます。むしろ太りやすい体質になってしまう可能性もあるのです。

体内のはたらきを活性化させるのに必要なエネルギーは、炭水化物からしっかりチャージしましょう。その上で身体を動かしてメリハリを育てていくこと。これが健康で美しい身体の育て方です。食べて、動いて、もっとキレイになりましょう!

執筆者:
Nao Kiyota