無添加化粧品ってなに? 無添加化粧品ってなに?

「無添加=安心」とは言いきれない!?知らないと怖い無添加化粧品の実態

2016.01.04 エイジングケア/基礎知識
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こんにちは。エイジングケア化粧品技術者の大川明伸です。みなさんは「無添加」という言葉にどのようなイメージを持たれているでしょうか。今回はその実態をお話いたします。

無添加化粧品とは

「無添加」。この言葉だけで安心、安全、天然、自然など色んな優しいイメージを持たれるかもしれませんね。

2001年3月までは、「表示指定成分」という、昭和40年代に厚生労働省によって定められていたアレルギー反応を起こす疑いのある成分103種類を、旧薬事法(現:医薬品医療機器等法)によって、配合している製品の容器に表示することが義務づけられていました。

そのとき、上記103種類の成分を配合していない化粧品のことを「無添加化粧品」と呼ばれるようになり、現在でもつかわれています。

「無添加」は、103種類の成分が含まれていない「旧表示指定成分無添加」の意味です。この103種類がどのような成分なのかは、インターネットで検索されますとすぐに確認することができます。

全成分表示の落とし穴

2001年4月に法改正されました化粧品の全成分表示は、製品に配合されているすべての成分をお客様に公開するという趣旨。

天然成分の場合は、原材料名に近い成分名が多いので、まだ理解しやすいかもしれません。しかし、(C12、13)パレス-23やPEG-800などといった名称を製品に記載して、はたしてお客様にどのくらい理解してもらえているのだろうかと考えてしまいます。

化粧品のイメージ

全成分表示の義務化と同時に、配合成分、配合量もある程度自由化されたために、この15年間で化粧品に配合できる成分はどんどん増えました。

有効成分も増えましたが、人によっては刺激やアレルギーを引き起こすかもしれない成分も、103成分以上に増えている可能性があります。

そのうえ、以前のアレルギー等を引き起こす恐れのある103種類の旧表示指定成分も、全成分名に埋もれてしまい、表示成分をみるだけではわからなくなってしまっています。

「無添加化粧品」とは定義のない言葉

この「旧表示指定成分」が入っていない化粧品のことを、以前のなごりで一般的には「無添加化粧品」とよばれているわけですが、化粧品に配合されている全成分を化粧品に表示することになった2001年4月の時点で、実質的には「無添加化粧品」というカテゴリーは無くなりました。

確かにアレルギー反応を起こす可能性のある成分ですので、配合されている製品と比較をすれば配合されていない方が安全、安心といえるかもしれません。

しかし、過去の時代にそういう流れがあったというだけで、現在も「無添加化粧品」には定義というものが存在しません。また、この「無添加」は「何が添加されていないのか」というのが不明確な、主語がない言葉です。

つまり、各化粧品メーカーでパラベン(防腐剤)、ミネラルオイル(鉱物油)などの成分を配合していないから「無添加化粧品」だと決めることもできるわけです。

添加物のイメージ

「無添加」に惑わされない化粧品選びを

「無添加」という言葉は、安心、安全を約束された言葉でも、天然、自然の成分だけでつくられた化粧品だという意味でもありません。

「無添加」は、製品情報のひとつだということ。製品に何が配合されていないのかを確認し、イメージだけではなく、「無添加」のことをしっかりご理解された上で、化粧品選びをお楽しみいただきたいですね。

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近畿大学の研究室ではバイオテクノロジー、植物栄養学に魅了され、京都大学木材研究所では米のタンパク質の基礎研究チームに参加…

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