お腹を癒し、心を癒す♪ストレス食い防止でスリムなカラダに! お腹を癒し、心を癒す♪ストレス食い防止でスリムなカラダに!
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お腹を癒し、心を癒す♪ストレス食い防止でスリムなカラダに!

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2015年12月08日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。仕事や人間関係、また思い通りに行かない自分自身に対してイライラしたり、ストレスを溜めたりしてやけ食いをすることはありませんか。胃腸はとてもストレスに敏感です。出血することもあるくらいです。そんなストレスで状態の悪化した胃腸に、やけ食いで食べ物を放り込むと、消化が悪く体調を崩しやすくなるだけでなく、ストレスのない時に比べて脂肪を蓄えようとするホルモンが分泌されるので、太りやすくなることも分かっています。今回はイライラを解消し、ストレス食いを予防するために、お腹を癒す方法をご紹介いたします。

お腹の癒しは脳の癒し

胃腸は、私たちが食べ物からエネルギーを得て活動するために、欠かせない器官です。ですから、進化の古い昔から胃腸は存在し、胃腸から派生して脳ができたと言われています。

胃腸が満足したりすっきりしたりするなど、状態がいいと脳も調子がよく、脳がストレスをキャッチすると胃腸にも影響が出ます。

腸は第2の脳」と言われますが、脳は胃腸の欲求を満たすために、より高度に発達したのではないかという説もあります。

それだけ密接な胃腸と脳(心)なので、胃腸を癒すことが心(脳)の癒しになり、ストレスが解消されるので、やけ食いが減る可能性があります。

心を癒す、お腹のセルフケア

●仰向けになり、お腹に両手のひらを乗せてみましょう。

マッサージのイメージ
画像出典: 美LAB.

手のひらが重たく、お腹に沈んでいきます。手の温かみと同時に、お腹の温かみを感じるようになってきます。

ストレスで硬く縮こまり、冷えていたお腹がゆるみ、温まり、正常に動き出します。それにつれて心も穏やかに、リラックスしてくるでしょう。

●ゆったりとお腹が動く、長く深い呼吸をしてみましょう。副交感神経の働きが良くなるため、さらにお腹が喜びリラックスし、心もゆるんでストレスが流れ出ていくでしょう。

●お腹をゆるめ温め、消化力を上げるという点で言うと、白湯を飲むことや腹巻をすることもおすすめです。

便秘を解消し、お腹と心をすっきりさせる、お腹のマッサージ

●仰向けで寝転がり、両膝を立てます。両手の指で、やさしく右の腰骨の内側を押し込みます。

マッサージのイメージ
画像出典: 美LAB.

●徐々に上の方へ指で押していき、右の肋骨の内側→左の肋骨の内側→左の腰骨の内側→右の腰骨の内側へと押し進めて繰り返します。

●痛いところ、苦しいところ、違和感があるところを丁寧に押したり、温めた手でやさしくさすったりしましょう。

お腹に手を当てるだけでも癒し効果がある上、腸がすっきりすることで脳もすっきりし、イライラ→やけ食い回路が弱まっていきます。

おわりに

いかがでしたか?腹が立つ、腹黒い、腹を探る…腹に心が宿っていることを表す言葉はいくつもあります。腹をゆるめ、癒すことで、腹にたまった心のストレスが流れ、胃腸もすっきりとします。

自分自身を大切にするイメージで、お腹の手当てをしてみて下さいね。心が満たされ食が落ち着いて、体もスリムになっていくでしょう。

執筆者:
美宅 玲子