天然のコルセット!くびれをつくる腹筋エクササイズ
天然のコルセットの働き
私達のウエストのくびれを作っている筋肉は、腹横筋と言って、内臓の周りをぐるりとコルセットのように取り囲んでいます。その筋肉が活性化すると、内臓を体の中心方向へと集め引っ込める働きをします。
外からコルセットをつけていると、最初は腰を守りお腹を引っ込めてくれるように感じますが、長期間つけていると腹筋がゆるみ、かえって腰が弱くなったりお腹が出やすくなったりします。天然のコルセットである腹横筋を刺激することが、長い目で見ると安全で効果的です。
イメージで活性化するインナーマッスル
横筋は、お腹の奥にあるインナーマッスルです。インナーマッスルは、目に見える大きな動きをしない代わりに、イメージをするだけで活性化し働く繊細な筋肉です。
例えば「おへそを縦長にしてみて下さい。」もしくは「おへそをみぞおちの方向へ持ち上げてみましょう。」これはイメージをして動かそうとしますよね。そして、動かそうとしてみるとウエスト周りはどう変化しますか?細くなりませんか?
一生懸命力を込めて力む筋トレとは違い、イメージでやさしく動かすので、誰でも無理なくくびれを作ることができます。
くびれ腹筋を作動させよう!
1.仰向けで膝を立てます。
2.息を吐きながら、内臓を背骨の方へ引き寄せるイメージで、お腹を薄く引き締めます。
3.お腹の上に重りが乗ったかのように、腰を重たく広く床へと押し付けます。
※腹横筋は、内臓を背骨の方へ引き込む時に使われる、インナーマッスルです。ウエストのくびれをつくり、おへそ周りを引き締めます。
1.仰向けで膝を立てます。
2.A)と同じように内臓を背骨の方へ引き込み、腰を広く重たく床へと押し付けながら、右脚を持ち上げます。右脚がお腹の奥とつながっていて、内臓を引きこむ力でクレーン(右脚)を持ち上げているようなイメージです。下腹の筋肉がよく使われ、引き締まります。
1.仰向けで膝を立て、両手を頭に添えます。
2.A)と同じように内臓を背骨の方へ引き込み、腰を広く重たく床へと押し付けながら、頭から背骨をカーブさせて持ち上げます。
3.背骨は、真珠のネックレスを箱からつまみあげるように、一本一本が滑らかに連なって持ち上がります。上腹の筋肉がよく使われ、胃の周りが引き締まります。
いかがでしたか?ウエストのくびれ作りや、お腹を凹ませるコルセットの筋肉を使うには、「意識・イメージ」がとても大切です。逆に言えば、意識をしていれば、いつでもどこでもコルセットをつけているようなものです。
意識・イメージの積み重ねで、理想のくびれを作ってみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子