「活性酸素」ってなに?「活性酸素」がお肌へ及ぼす悪影響とは 「活性酸素」ってなに?「活性酸素」がお肌へ及ぼす悪影響とは
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「活性酸素」ってなに?「活性酸素」がお肌へ及ぼす悪影響とは

株式会社ラ・シブヤ・アネラ代表取締役。美容薬学検定1級/ホリスティックビューティーアドバイザー。美容業界一筋17年での様々な経験やノウハウを活かし、化粧品・健康食品・美容機器の企画開発や美容に関するコ…
2015年10月22日
美容業界一筋17年。美容研究家/ビューティープランナーの斎藤可奈子です。美容知識と経験をいかして、正しく、わかりやすく美容をお伝えしていきたいと思います。

「活性酸素」と「美容」の関係性

「活性酸素」って、みなさん知っていますか?「活性酸素」は、生活習慣病やガンなどの病気から、老化などすべての根本の原因であると言われているものです。また「活性酸素」は、私たちの気になる「美容」でも大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。

「活性酸素」ってなに?

私たちが、生きていくためには欠かせない「酸素」ですが、この大切な酸素の一部が「活性酸素」と変化します。「活性酸素」は本来、細菌やウイルスなどの攻撃から守るために私たちの身体に生成されている物質です。

しかし、紫外線やタバコ、ストレス、排気ガス、電磁波、激しいスポーツなどなど、日々生きていく上でとても身近にあるものによって、過剰に生成されてしまい、お肌を老化へと導く「活性酸素」となってしまうのです。「活性酸素」には、スーパーオキシド一重項酸素過酸化水素ヒドロキシラジカルと細かくわけると4つの種類があると言われています。

活性酸素を生成してしまうタバコのイメージ
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「活性酸素」がお肌へ及ぼす悪影響とは?

「活性酸素」が過剰に発生すると、お肌が「酸化」した状態になります。「酸化」と言っても、少しわかりづらいかもしれませんね?

「酸化」とは錆びた状態のことです。鉄や釘が空気にふれて錆びて変色したり、リンゴやバナナなどのフルーツを切って空気にふれたまま放置しておくと茶色く変色してしまいますよね?それと同じ状態がお肌の上でも起こってしまっているのです。

お肌が酸化してしまうと、お肌の表面が錆びるだけでなく、細胞までが酸化し錆びてしまい、正常に働らかなくなってしまうのです。そのため、お肌が老化し、肌悩みを引き起こしてしまうのです。

どんな肌悩みが起こる?

「活性酸素」によって起こる肌悩みは様々です。
シミ
しわ、たるみ
くすみ
乾燥
などなど、私たちが日々気をつけているエイジングケアのすべてを引き起こしてしまう原因の1つなのです。

肌悩みを抱える女性のイメージ
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「活性酸素」に負けない肌づくり

しかし、そんな「活性酸素」に負けてばかりはいられません。それでは、どうしたらいいのでしょうか?

私たちの身体やお肌には元々、この「活性酸素」の攻撃から身を守るために、「抗酸化酵素」や「抗酸化物質」が備わっていて、自分自身を「活性酸素」から守ることができるのです。しかし、抗酸化酵素の働きや抗酸化物質の量は、歳を重ねるにつれて低下し減ってしまいます。

そのため、お肌の老化を防ぐためには、できるだけ「活性酸素」を発生させないように生活の工夫をすることや、内側や外側から補ってあげることがとても大切なのです。

「抗酸化力」の高い食品

内側からは、「抗酸化力」の高い食品を摂取することで補助することができます。

代表的なものとして、
・ビタミンCを多く含む「レモン」「じゃがいも」など
・ビタミンEを多く含む「ナッツ類」「アボカド」など
・ポリフェノールを多く含む「ベリー系」「カカオ」など
があげられます。

抗酸化力の高い食品のイメージ
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「抗酸化力」の高い成分を配合するスキンケア成分

外側からは、「抗酸化力」の高い成分を配合するスキンケアで、サポートできます。

代表的な成分として、
プラチナ(白金)
ビタミンC
ビタミンE
アスタキサンチン
などがあげられます。

いかがでしたか?過剰に発生してしまい私たちを老化へと導いてしまう「活性酸素」に負けないために、内側と外側のケアをしっかりとしていきましょう!!

執筆者:
斎藤 可奈子