ダイエットで「目指すべき体脂肪率」はどのくらい? ダイエットで「目指すべき体脂肪率」はどのくらい?
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ダイエットで「目指すべき体脂肪率」はどのくらい?

がっちり・むっちり体型がコンプレックスの“自信をもてない自分”から脱却するため「セルフトレーニングコーチ」として自身を輝かせるトレーニング法を研究・実践中。ズボラなため「隙間時間」に「サクッと」できち…
2015年10月28日
モデルのような、あの細いお腹や手足が欲しい!細い体型は、誰もが憧れてしまいますよね。ですが「太れなくて悩んでいる」人もいるほど、体脂肪の低さには健康上のリスクが潜んでいます。健康的で笑顔の絶えない美しい女性を目指すために設定してほしい、「ダイエットのゴール」をご紹介します。

理想的な体脂肪率とは?

健康的で美しいカラダを目指す場合の目標体脂肪率は、20±2。体脂肪率が20%を切ると不調が現れやすくなり、15%を切ると生理不順や不妊の可能性が高まります。

トップモデルたちの痩せすぎが問題になることがあるように、脂肪は健康を保つためにも、将来元気な赤ちゃんを産むためにも必要不可欠な存在。「とにかく見た目をシャープにしたいから」と体脂肪を減らしすぎると、取り返しのつかないことになってしまう可能性があるのです。

「ちょっとくらい生理が止まっても大丈夫」ではない!

「美しくなれるのなら、ちょっとくらい生理が乱れても気にしない」なんて思っていませんか?毎月生理がくるということは、体内がいつでも妊娠できる準状態になっている証拠。赤ちゃんを守る脂肪のベッドや、赤ちゃんに届ける栄養素がしっかりとお腹に溜め込まれているサインです。生理前に食欲が爆発したり、体重が増加したりするのは、赤ちゃんを産むための自然な変化です。

生理周期の乱れや無月経(生理がこなくなること)は、赤ちゃんを産む準備ができていないために体内が妊娠を回避したサイン。妊娠できない身体になってしまう危険性がありますし、栄養不足やホルモンバランスの乱れによって代謝が低下してしまう可能性もあります。これでは体脂肪が少なくなっても、美しいとは言えませんよね。

ダイエットのイメージ
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健康的に美しくなろう

痩せすぎてしまうと、疲労が回復されにくくなったり、風邪や肌荒れなどの不調に悩まされやすくなってしまいます。無理に体脂肪率を10%台にしようとするのではなく、筋トレでキュッと引き締めましょう。

大切な健康を手放してまで、細さを追求しないでください。健康的で笑顔の絶えないあなたのほうがずっとずっと美しいことを、どうか忘れないでくださいね。

執筆者:
Nao Kiyota