吸って吐くだけなんてもったいない!呼吸で腸を動かそう! 吸って吐くだけなんてもったいない!呼吸で腸を動かそう!
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吸って吐くだけなんてもったいない!呼吸で腸を動かそう!

一般社団法人養腸Brew理事。これまでに5,000人以上の腸をもんできた腸もみのプロ。プライベートサロンでは「腸を扱わせたら右に出るものはいない」と言われる手技で、溜めないカラダ、ココロ、内側(腸)か…
2015年09月25日
私たちがふだん当たり前のようにしていることの一つが呼吸。生まれてからこの世を去るその瞬間まで、吐いたり吸ったりを繰り返しています。この呼吸をうまく活用するだけで、腸が快適に動き出すことをご存じでしょうか。

呼吸で腸が動くわけはハラミにあり

まずは、本当に呼吸で腸がうごくの?という疑問から解決していきましょう。腸が呼吸で動く理由は横隔膜という筋肉にあります。焼肉の部位ならハラミです。横隔膜は呼吸を司る筋肉、深くたくさん肺に息を入れる、しっかり吐ききることで腸も連動するしくみになっています。

呼吸の理想は2:1

腸を動かす呼吸で大切なことは、ゆっくり呼吸をすることです。ゆっくりとした呼吸は、心身のリラックスを促す働きがあります腸はリラックスすると心地よく動いてくれる特長があり、吐く息に対して吸う息のバランスが、2:1が理想です。例えば、5~6秒かけて吐いたら3秒で息を吸う、10秒かけて吐いたら5秒で吸うといった具合です。

ゆっくり呼吸で腸を動かす

2:1の呼吸を意識しつつ腕の動きも入れて横隔膜と腸を動かしてゆきましょう。

1)背もたれから背中は離し、坐骨で座ります

腸もみのイメージ
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2)座った状態でみぞおちの前あたりで両手を組み、ゆっくり息を吐きながら腕を前に伸ばします(肘は伸ばしきらないようにします)。
背中を少し丸め、おへそを見るような姿勢です。

腸もみのイメージ
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3)吐ききった息が自然に入るタイミングで息を吸いながら最初の位置に腕や姿勢をもどします。このとき肩が上がらないように注意してください。

腸もみのイメージ
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1)~3)で1セット、これを5~10回ほど繰り返します。

腕を動かせば肩甲骨もスッキリ

腕を大きく動かしながら呼吸をすると、肩甲骨周りにも動きが出てきます。腕を使った呼吸法は、腸の動きと肩周りの動きがよくなるエクササイズ。自宅のほかオフィスでも簡単にできるので、ぜひ実践してくださいね。

執筆者:
真野 わか