カフェインをマクロビオティック的に考えると~美容や健康に効果のある素晴らしいマクロビオティック~
カフェインで代表的なものはコーヒー。日本人の日常生活になくてはならないもののように、職場でも、お客様へお出しするドリンクとしても、またどこの街にもコーヒーショップは当たり前のようにありますね。そんなコーヒーをはじめとするカフェイン。今回はこの「カフェイン」について、マクロビオティック的観点でみていきましょう。
カフェインは「極陰性」
陰陽で食べ物を分ける陰陽論からすると、コーヒーなどのカフェインは「極陰性」のものになります。極陰性は、極端に体を緩ませ、体を冷やし、拡散のエネルギーが働きます。
どういうことかと言いますと、良く言えば「リラックス効果がある」「拡散することで目覚める」「テンションがハイ状態になれる」「よくおしゃべりすることができる」。これらを別の角度から見ると「集中力がない」「落ち着きがない」「怪我をしやすい」「判断力が鈍る」ということにもつながります。
お仕事やプライベートで、大事な方に迷惑をかけてしまっていることが多い方は、カフェインの摂取量を意識してみてください。
飲み物別のカフェイン含有量
またカフェインは、ご存知のとおり睡眠に良くない影響を及ぼすことがありますね。昼間はよいですが、夜眠れなくしてしまうことはとても健康を害してしまいます。
睡眠時間が確保できないと、疲れも取れませんし、細胞が成長する時間がなく、美容にも大敵ですね。では、いつも飲んでいる飲み物にはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょう?
【種類/1杯あたりのカフェイン量(150ml中)】
・玉露/150mg
・コーヒー/140mg
・コーラ/50mg
・ココア/45mg
・紅茶/30mg
・ほうじ茶/30mg
・烏龍茶/30mg
・緑茶/30mg
1日に250mg以上のカフェインを摂ると、夜中に目が覚める回数が多くなることが睡眠の実験研究でも明らかになっているそうです。1日の摂取量が多くなりすぎないように注意しましょう。次回は、ノンカフェインの飲み物についてお伝えします。
- 執筆者:
- 室谷 真由美