ねばねば食材 ねばねば食材
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ねばねば食材の健康効果とオススメの食べ方

ヨガインストラクター、管理栄養士、ファスティングカウンセラーとして活動しています。経験を活かし、身体も心も健康でいるためのサポートをさせていただきます。
2019年09月30日
納豆、オクラ、めかぶなど、ねばねば食材にも様々ありますが、その粘性物質にもいくつか種類がありそれぞれ固有の効果があるのだとか。今回は、そんなねばねば食材に関するあれこれをご紹介。ねばねばが苦手な人にオススメの食べ方も教えていただきました!

ねばねば食材にはどんなものがある?

ねばねば食材 モロヘイヤ
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納豆、山芋、長芋、里芋、めかぶ、もずく、なめこ、オクラ、モロヘイヤ、明日葉、ツルムラサキなど、ねばねば食材にはたくさんの種類があります。

“ねばねば”の正体とは?

ねばねば食材 山芋
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ねばねば物質の種類は色々

ねばねばのもととなる粘性物質は、食材によって異なります。また、1つの食材に1つの粘性物質とは限りません。代表的な粘性物質を3つご紹介しましょう。

ポリグルタミン酸

納豆のねばねばの主成分で、アミノ酸の中のグルタミン酸が多数結合したものです。

ムチン

オクラ、山芋、モロヘイヤなどに多く含まれ、糖類とタンパク質がくっついた糖タンパク質です。水溶性食物繊維に分類されます。

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フコダイン

めかぶ、もずくなどに多く含まれ、硫酸化フコースという糖を含む高分子多糖類です。ムチンと同様、水溶性食物繊維に分類されます。

ねばねば食材の健康効果とは?

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ポリグルタミン酸の効果

カルシウムの体内への吸収を促進します。また、ポリグルタミン酸に含まれる血栓溶解酵素ナットウキナーゼは、血液をサラサラにする効果があると言われています。

ムチンの効果

胃潰瘍や胃炎の予防、免疫力の向上、肝臓や腎臓の強化、お通じを良くするといった効果があると言われています。

フコダインの効果

お通じを良くする、免疫力を向上する働きがあると言われています。最近では、がんの抑制効果の研究もされています。

健康効果を高めるオススメの食べ方

納豆とじゃこ
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納豆にカルシウムが豊富な食材をプラス

納豆を食べるときは、しらすや切り干し大根、小松菜などカルシウムが豊富な食材のちょい足しがオススメです。

納豆自体にもカルシウムがたくさん含まれていますが、そこにカルシウム豊富な食材を加えると、ポリグルタミン酸の働きによってさらにカルシウムを効率良く吸収できるようになります。

お酒のおつまみにねばねば食材をチョイス

ねばねば物質であるムチンは、肝臓や腎臓の働きを強化する作用が期待されるため、特にお酒を飲む際のおつまみにオススメです。

おつまみはどうしても糖質が多くなりがちです。飲みはじめのおつまみに、水溶性食物繊維であるムチンやフコダインを含むねばねば食材を使ったお料理を選ぶことで、血糖値の急上昇を抑えることができます。

“ねばねば”が苦手な人にオススメの食べ方

おくら
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納豆は加熱する

納豆のねばねば物質であるポリグルタミン酸は、タンパク質のため熱に弱いという性質があります。そのため、加熱することでねばねばが気にならなくなります

加熱すると、ポリグルタミン酸に含まれる酵素ナットウキナーゼの働きも失活してしまいますが、納豆にはねばねば物質以外にもたくさんの栄養素があります。

例えば、抗酸化作用のある大豆サポニン、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボン、血行を良くする大豆レシチン食物繊維など。身体に嬉しい成分が豊富に含まれているため、ぜひ積極的に摂っていただきたい食品です。

オクラは細かく刻まない

オクラは切り口からねばねば成分が出るため、細かく刻まずに大きく切る、あるいは切らないことによって気になりにくくなります。

山芋は酢水につける

山芋のヌルヌルした表面は、酢水につけることによって軽減されます。

めかぶは茎部分をチョイス

めかぶは茎とミミ部分では、茎の方がねばねば感が少ないため、茎部分を選んで食べると良いでしょう。

ねばねば食材を積極的に取り入れましょう

ねばねば丼
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ねばねば食材には、身体に良い栄養素がたくさん含まれています。食材によってねばねばの主成分が異なるため、複数のめばねば食材を組み合わせて食べるのも良いですね。

ねばねば食感は調理方法を工夫することで和らげることができますが、健康効果を期待するのであれば、できるだけねばねばを落とさずに食べるのがオススメ。食材それぞれの持ち味を活かして、たのしくおいしく健康な体づくりをめざしましょう。

執筆者:
望月沙紀