美人は本当に得をするの?心理学的観点からみる美人の損得説 美人は本当に得をするの?心理学的観点からみる美人の損得説
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美人は本当に得をするの?心理学的観点からみる美人の損得説

2016年11月21日
こんにちは、コラムニストの愛子です! 「美人は得だね~」なんてよく言いますが、果たしてそれは本当なのでしょうか? 世の美人たちは本当に得をしているのでしょうか。今回は、心理学を用いて、美人は本当に得をするのかを追求したいと思います。

得する説

ハロー効果(光背効果、後光効果)という心理学用語があります。1つ優れている点があると、その特徴が後光のような役割を果たし、他の部分まで優れているように見せる効果のことです。

美人が得をするのは、美人という特徴が後光となり、全体的にいい印象を持たれやすいからでしょう。そういう意味では、確かに美人は得をすると言えます。しかし、美人が得をするのは最初だけだ、という興味深い説もあるのです。次の項目でご説明しますね。

損する説

心理学者の植木理恵さんは、著書『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』に下記のように記されています。

美人は三日で飽きるということわざだって存在する。しかもこれは、心理学的にも事実といえるのだ。なぜなら、ハロー効果の有効期限は意外に短命であるから」

そしてさらに、美人の損な一面も説明されています。まとめると、下記のようになります。

ロス効果:最初の期待が大きいと、少し失敗をしただけで必要以上に幻滅される。
ゲイン効果:最初の評価が低いと、ちょっといいことをしただけで、いい印象を持たれる。

美人は最初の印象がいいため後々期待に応えられなかった場合、勝手に落胆されてしまい、不美人は最初にさほど評価が高くないので、親切にしたり成果を出したりすると、後からどんどん評価が上がるのです」

失敗するイメージ
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そういう意味では、美人は損と言えるでしょう。美人だというだけで性格や働きぶりに対するハードルが上がり、それを越えなければ周囲からがっかりされるなんて、確かに辛いですよね。でもこれは傍から見ていてあまり気づかないことが多いかもしれません。美人本人も、損をしているのが美人だからだなんて自覚することは少ないのではないでしょうか。

これを知っても、やっぱり綺麗になりたいと思うのが女ゴコロ、なんて気もしますが……。美人で損をすることもあるなんて聞くと、人は平等なのだなと思えますね。

結局は中身説

法政大学文学部心理学科教授の越智啓太氏は著書「美人の正体」の中で、下記のように仰っています。

親しくなると美人・ハンサムセンサーは鈍くなる。我々の優れた外見的魅力判断システムは、どうやら初対面の人にしか通用しないようなのです。普段から一緒にいる人に対しては、センサーの精度は鈍くなってしまうのです」

友達のイメージ
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初対面や親しくない間は、美人だといいイメージを持たれたり得をしたりすることもあるようですが、親しくなれば美醜の判断をつけること自体が難しくなる、つまり中身を知っている相手を外見だけで判断できなくなるということなのでしょう。それってとても人間味があって嬉しいことですよね。

そういう意味では、美人だから損をする、得をするということはなく、結局は中身が大切だと言えるでしょう。

いかがでしたか? 美人という特徴に限らず、どんな特徴にも善し悪しはあり、損することも得することもあるのではないでしょうか。持って生まれた素質を活かし、自分らしく輝ければいいなと思います。

執筆者:
愛子
引用:
  • フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学/心理学者・臨床心理士 植木理恵 著
  • 美人の正体/越智啓太 著

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