爪の切り方間違っているかも!?“巻き爪を防ぐ”正しい足の爪の切り方 爪の切り方間違っているかも!?“巻き爪を防ぐ”正しい足の爪の切り方
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爪の切り方間違っているかも!?“巻き爪を防ぐ”正しい足の爪の切り方

フットボーテ オーナー。美健足プロデューサーとして、ドイツ式フスフレーゲを中心としたフットケアを自宅サロンにて施術。「何歳になっても自分で歩ける健康で美しい足」をモットーに活動中。一時的なケアに留まら…
2015年11月06日
はじめまして。フットケアリストの藤井朋代です。みなさま、足の爪の脇がなんとなく痛いことはありませんか?普段は痛くないけれど、ある靴を履くと痛いということもありますよね。それ、もしかしたら巻き爪のせいかもしれません。爪の先端から爪を見てみてください。切り口、特に脇の方がカーブして、肉に食い込んでいませんか?放っておくとどんどんひどくなることがあるので気をつけたいですね。もし巻き爪になっていても爪の切り方を変えるだけで治っていくので安心してくださいね。

そもそも、爪の役割って何?

手の指でも足の指でもいいのですが、骨がどのあたりまであるかわかりますか?実は指先には骨がありません。骨がないのに途中で曲がることもなく、力を入れることが出来るのは、爪のおかげなんです。指先を守ってくれているのは爪なんです。例えば手の爪がないと細かいものがつまめませんし、足の爪がなければ踏ん張ることはできないのです。

どうして巻き爪になるの?

では指先を守ってくれるはずの爪はどうして丸まって、守るどころか肉に食い込んできてしまうのでしょうか?

本来、爪は何にもしないと丸まっていく性質があるのです。ですから丸まらないためには下から押してあげる必要があります。手の指先は何かをつかんだりつまんだりすることで自然と押されています。

では足はどうでしょう。足の爪も立つ時や歩く時に通常は下から押されているはずです。それでも巻き爪になってしまうのは、歩くときに足指を使わずに歩いている可能性があります。いわゆる「浮指」です。立つとき、歩くときには指を使うようにしましょう。

爪の切り方

さらに効果的に巻き爪を防ぐには爪の切り方が大切です。伸びている白い部分をすべて切ってしまう方もいらっしゃいますが、深爪になってしまいますのでご注意くださいね。

深爪のイメージ
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また、角の部分のみを切りすぎてしまうのもNGです。どちらも巻き爪を誘発させてしまいます。

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正しい爪の切り方は、指の先と同じ長さに真っ直ぐ切ります。慣れない方は少し長いと思うかもしれませんが、ここまで伸ばすのが正しい長さ。

爪の角はとがらないように、ほんの少し切ってくださいね。やすりを1~2回かけるだけでも十分です。スクエアオフと呼ばれる切り方です。

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この切り方をすると、すでに巻き爪になっている方も改善してくることが多いんですよ。是非今日からやってみてくださいね。

執筆者:
藤井 朋代