ポッコリ下腹を解消!下腹が痩せる簡単エクササイズのやり方
下腹が出てくる原因
骨盤の前傾
下腹が出てくる原因は、大きく2タイプに分かれます。
一つ目は、腹筋の力がゆるんで、骨盤が前傾してくるタイプです。腰が反れ、内臓が前にこぼれ落ちる形になるため、下腹が出てきます。
また、腰が反れると腰の筋肉が固く緊張し、腹筋の筋肉が衰えてくるため、ますます腹筋がゆるむという悪循環が生まれます。
骨盤の後傾
二つ目は、長時間のデスクワークや運動不足などによって、骨盤が後ろに倒れて腹筋の力が抜けるタイプです。腰が丸まり、下腹がポッコリと出てきます。
効果的に下腹を痩せさせるエクササイズ
骨盤を垂直に立て、下腹を凹ませる筋肉を使うエクササイズ
まずは、座位で骨盤を垂直に立てる感覚をつかみましょう。
【座って行うエクササイズ】
1. 左右の座骨を真っ直ぐに座面につけて座ります。
2. 左右のお尻の真ん中にある仙骨を垂直に立てます。
3. その骨盤の位置を維持するために、下腹を仙骨に向かって近づけるイメージで下腹を凹ませます。
慣れてきたら立っているときも、以下のようなエクササイズを行ってみましょう。
【立って行うエクササイズ】
1. 尾骨を真下(かかとの間)に引き下ろすイメージをして、仙骨を垂直に立てます。
2. 仙骨に向かって下腹を引き込むイメージで下腹を凹ませます。
このとき、腰を反ったり、腰を緊張させたりしないことがポイントです。
骨盤底筋群を活性化させるエクササイズ
骨盤底筋群とは、骨盤の底にある筋肉のこと。骨盤底筋群が活性化されると、自然と下腹を引き締める筋肉も使われ、姿勢改善に役立ちます。
【座って行うエクササイズ】
1. タオルをおしぼり状に丸め、股の下に縦長に置き、その上に座ります。
2. 左右の座骨でおしぼりを挟むように、骨盤底の筋肉を動かします。骨盤底でおしぼりをつかんで、体の中に引き入れて持ち上げるようなイメージです。
慣れてきたら立っているときでも、おしぼりタオルを股に挟んでいるつもりで、同様のエクササイズができるようになります。
どれくらいの期間続けると効果を実感できる?
上記のエクササイズを毎日続ければ、1ヶ月ぐらいで効果を実感できるでしょう。座ったとき、立ったときに自然と下腹の筋肉にスイッチが入って、姿勢を整えられるようになります。
言うなれば、「自前の筋肉のコルセット」を使えるようになり、無意識のときにも変化が見られるはずです。
下腹痩せを成功させる秘訣
下腹痩せの秘訣は、こまめに意識すること。たまにまとめて長時間行うよりも、少しずつでも毎日行うことが成功への近道です。
とはいえ義務感よりも、ゲーム感覚で楽しんで行えると続けやすいです。例えば、筋肉は空腹時の方が意識活性化しやすいため、下腹が痩せてスッキリする自分を思い浮かべ、空腹を楽しみながらエクササイズができれば、相乗効果が期待できます。
また、食事の内容や量にも気を配ると、より効果を高めてくれるでしょう。
ポッコリ下腹を改善したいときは姿勢を見直そう
下腹が出てしまうのは、姿勢の乱れが原因のひとつだとお分かりいただけたでしょうか。座ったとき、立ったとき、筋肉をゆるめると楽ですが、本来働くはずの筋肉が衰えて姿勢が悪くなり、結果として下腹が出てしまうという状態を招きます。
日常のさまざまなシーンで美しい姿勢を意識し、魅力的なスタイルを手に入れてくださいね!
- 執筆者:
- 美宅 玲子