疲れ知らず・美肌を手に入れる食事。キーワードは「〇〇の良いもの」!?
疲れないカラダ、きれいなお肌を手に入れるには・・・?
疲れやすい、なんだかお肌に潤いがない・・・という方は「消化が良くないもの」を摂りすぎていませんか?また、お腹いっぱいになるまで食べ過ぎているということはないですか?
揚げ物、辛い物、冷たい物、アルコールなどを普段から食べたり飲んだりしている方は、中医学の世界でいう「脾」という胃腸系システムのバランスを崩している可能性が考えられています。
なぜ脾のバランスが崩れるとよくないのかというと、脾は食べたものを栄養に変えて全身に届ける働きをしています。脾が疲れてしまうと、せっかく食べたものを栄養に変えることができないので、「お肌に良いもの」「元気が出る物」を食べてもパワーは半減。
また、食べ過ぎも消化でパワーを使ってしまうため、「たくさん食べて元気をつける」とよく聞きますが、食べ過ぎも疲れの原因のもとになってしまいます。また、お腹いっぱいになるまで食べ続けると老けやすいとも言われています。
おすすめの食事は・・・?
消化の良いもので筆者が特におすすめしたいのは、お粥、雑炊、スープです。
薬膳の世界ではお粥、スープが基本とされています。脾に負担がかからない食事は消化もスムーズにいき、負担がかかりにくいもの。「ごはんを食べると眠くなる」「食後のほうがだるくなる」そういった方は特に、お粥やスープを食べることを意識してほしいです。だるさや眠さが食後にあるのは脾が弱っているからかもしれませんよ。
毎食は無理でも朝はお粥でスタート。夜はスープ、という感じに脾を労わる時間をとってあげてください。
疲れにくくお肌がきれいな人は、この脾のシステムがごきげんに働いている人が多いです。せっかく頂く食事も、食材のパワーを存分に体の中に取り入れたいもの。
今日から脾の負担になるものを少しお休みして、スープやお粥など、脾を労わる食事を取り入れる習慣を意識してみてくださいね。
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ